コラム

好景気を期待しています

 あけましておめでとうございます。平成16年は東京に事務所を構えたり、弊社の社長が交代したりと、忙しい日々でした。私は現在、非常勤の取締役として、このコラムを書いています。ということで、今日は年初ですから丁寧さを優先して、です・ます調でまとめることにしましょう。
 東京に事務所を構えてから、特に気になることがあります。多くの人が生活するのに必死で、心の余裕を感じられません。田舎暮らしは貧乏でも、気持ちはそれなりに豊かになります。なぜなのでしょうね。
 根底には経済の問題があると思います。私は安倍首相のスタッフでもある高橋洋一氏の経済理論に全面的に賛同しています。失業率の低下とGDPの上昇が賃金を上げ、デフレからの脱却を促す、ということですね。金融緩和は、そのためにも必要だと思っています。
 しかし、どんなに金融緩和をしても企業は借り入れや投資をせず、内部留保を増やす一方です。なぜなのでしょう。
 小さい話で恐縮ですが、例えば、1億円を10年間で返済するとしましょう。すると、元金の返済は年間1000万円。もし黒字であれば、その40%近くを法人税などで支払わなくてはなりません。約400万円ですね。
 借入後の黒字が大幅であったり、固定資産を購入して、その償却費が年間400万円程度であれば、税金の支払いに何の問題もありません。でも、利益が1000万円程度であれば、借入金の返済はできても税金の支払いに苦労することになります。優良企業の多くがそのことを知っていますから、むやみに借入金を増やすようなことはありません。盒胸瓩薹从儚惻圓蓮△修療世鬚匹考えているのでしょう。法人税を下げるとか、返済元金の半分を経費に繰り入れ可能にするとか、そんな施策がなければ、この状況は改善しないと思います。
 ことしは、同一労働同一賃金など新たな施策が用意されています。今後、法人税や市県民税がさらに下がり、下請け代金が上昇すれば、景気は間違いなく好転するでしょう。
 ですからことしは、安倍首相とそのスタッフに、心から期待しています。それにしても、民進党などの野党や一部のマスコミは、なぜこうも安倍嫌いなのでしょう。彼らが言うのは、改憲反対や国の借金ばかり。
 安倍氏の問題点を突くなら、大企業優先の施策が多くて、8割以上の国民が働く中小零細企業対策は後回しということではないでしょうか。仮に中小零細企業がお金を借りやすくするような法令等を作り、借金するのが容易になったとしても、先に述べたとおり、返済と税金の2大地獄が待っているのです。
 国会議員も大企業の社員もお金持ちですから、そんなことはまったく気にしません。国の借金のほうが重大なんですね。庶民の生活が豊かになれば、税収など好転するに決まっているのに……。我田引水で、すみません。
 ことしこそ、いい年でありますように。当社は意外に楽観しています。本年もよろしくお願いいたします。

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