コラム

東京オフィスを開設予定

 最近のマスコミは、いったい、どうなってしまったのだろう。とくに、文春があんまりだ。ベッキーの不倫騒動に至っては、テレビも含め、そこまでやらなくてもいいのに、と気の毒になった。東京都知事の問題なら、社会正義という観点から責められても仕方がないと思うけれど、恋愛は簡単に正邪を決められない。売れない週刊誌が必死になってスキャンダルを追う姿勢は、あまりにせつないね。編集長は社内で生き残りを図るのに必死なのかもしれない。この事件は、きっとベッキーを強くするだろう。その一方で文春は、断末魔の叫びを上げているようにも感じる。
 週刊誌を含め、雑誌は最近、広告が入らず、販売部数が上がらず、返本も多い。書籍やMOOKも同様で、先行きが見通せないのだ。われわれの業界全体が迷子になったようなものである。どん詰まりの横町に立って、唖然と空を見上げながら、「これからいったい、どうなっちゃうんだろうね」と、つぶやいてしまいそうだ。
 なのに当社では、ことし6月から東京オフィスを開設することになった。スキャンダルは扱わないけれど、引き続き旅行誌などの制作を手掛けるつもり。スタッフもそれなりに増員する予定である。低迷する業界なにするものぞ、と気概あふれる人材に出会えることを心の底から願っている。この業界は、人がすべて、だからね。

Page Top